変わること_0221
変わり続けないとすぐに溺れてしまうような業界に身を置いていると、変わらないことを良しとして愛されているアーティストなんかに時々はジェラスを感じたりもするけど、逆に変わらないものの尊さみたいなもの、変わり続けてきたから、少しづつわかってきた気もする。
言い換えるなら、変わらないものを作りたくて、変わり続けてきた気がする。
飽きられたらすぐに捨てられてしまうような人生だったけど、同じくらい飽きて捨ててきたのだろう。
でもきっとそれは、大切なものを探す旅だったのだろうと思う。
いい歳してふわっとしたポエムみたいな言い方になっちゃったけど、まぁ、それもいいかな。
場所_0219
大阪はいいなぁ。東京には遊びに来て欲しいけれど、住むなら、あの京都や、あの西宮や、いつか過ごした大阪がいいなぁ。
学生時代に過ごした街だから、学生の行くようなところしか知らなかったけど、今行けばもっと違う楽しみもあるのかな。
あの久寿川の部屋、隣の駅が見えるほど感覚の狭い阪神電車の小さな駅、学校の教室、リノリウムのグレーの床、一番後ろの席、隣の席、いつものメンツ、女人禁制とかいうわけわかんない校則の喫煙室、放課後のロッテリア、いつものスパゲティ屋、バイト先のバーのカウンターに座る君、二人乗りで帰る道のり、ケラケラと笑う君。
きっと、どんな景色も、どんな場所も、過ごした人より大切な情報なんてないね。
どんな大阪も、君がいないとね。
送別会_0217
金曜日は送別会でした。デザイナーとしては自分の師匠みたいな人の退職だったので、まぁ、会社とかいう1つの組織的には去る人だったわけですが、個人的にはなんつーか、どうせ一生弟子なので離れていく気はしてない。
それよりもなんつーか、師匠のいない組織で、その傘の下に入らずどうやって自分が生き残っていくのか、そっちが気になっちゃって大変です。重圧も感じる。いい歳だし、業務委託とはいえそれなりの立場だし。
甘やかされて生きてきたからなぁ。人との出会いにおいて、運が良かった。それが僕なんで、たいした実力は持ってない。それでもパフォーマンスしていかないといけない。早くドロップアウトしたいもんだなぁと、思う。